排泄介助への恐怖心が拭えない主婦!彼女がアピールしたのは率直な意見

初めて挑戦することって何でも不安ですよね?

特に、キツい汚い危険な、いわゆる3Kと呼ばれる仕事を始める時は不安が増してしまいます。

そんな中、40代で介護職に挑んだ上田さんは不安な気持ちを正直に話して内定を勝ち取ったひとり。

目次

40代で介護職に挑戦したキッカケは将来への不安から

年齢は42歳、性別は女で子供なし既婚者の上田と申します。

前職は扶養内で軽作業のパートをしていま したが、現在は、特別養護老人ホームで夜勤なしのフルタイムで介護職をしています。

私は既婚者ですが子供はいません。

今の世の中は子供がいても養ってはくれないと子持ちの友人は言いますが、自分に何かあったときに助けてくれる子供がいない場合、頼れるのは自分自身の財産・貯金しかないと考えています。

さらに私は、旦那と年が離れているため、年上の旦那が他界した後は自分自身の力で稼いで生活していかなければいけません。

将来や老後の事を深く考えるようになったのは、旦那の年金額が思ったより少なかったことがキッカケ。

年金支給額を知り財産も貯金もないため、漠然とした将来の不安に襲われるようになりました。

今まで養ってもらってきた分、今度は私が働いて旦那を養っていかなければいけない現実が迫りつつある中、何とかしなければいけない、働かなければと強く思うようになりました。

しかし40歳で何の資格もない中年のおばさんの私にできる仕事といえば限られていますよね?

正直、挑戦できるのは介護職ぐらいしかなかったのが現実です。

看護助手と迷いましたが、無資格で病院勤めを始める勇気は私にはありません。

まずは介護の基礎が学べる初任者研修の資格を取得してから、本当に自分自身が介護士として働けるかお試しで働いてみようと考えました。

テレビやニュース、世間でもで介護職は離職率が高いと言われていますよね?

挫折しても恥ずかしくはないプラス思考でいよう、逆に、挫折するほうが当たり前だといわれるくらいキツイ業界なので、無理なら普通の事務職か工場勤務をすれば良いと気楽な気持ちで初任者研修を受講しました。

それが、介護職に転向しようと思った理由です。

子供がいない私は排泄介助への恐怖心が拭えなかった

一番心配だったことといえば、他人の排泄物の処理をしたことがなかったことですね。

子供がいない私は、赤ちゃんのオムツ交換すらしたことがありません。

産まれて一度も、他人の排泄物を見たことがない私に、排泄介助ができるだろうか?という不安が一番の心配事。

この不安を払拭するために、私は初任者研修を受講中に体験実習を強く希望しました。

希望したのは、排泄介助を直接見ることができる特別養護老人ホームの体験実習です。

実習生なので実際に排泄介助をすることはありませんが、介護士が行う排泄介助を直接見て、何ともいえない衝撃を受けたのを今でも覚えています。

人がトイレで排泄をしているところを見る行為も衝撃的でしたが、さらに排便物を見たときの胸の気持ち悪さは強烈でした。

その日は、排泄介助を遠くから見るだけではなくて、寝たきりのおじいさんがオムツを外して床に投げ捨てるところも目撃してしまいました。

でも、介護士さんは優しく声をかけて、怒ることもなく床を掃除してオムツ交換です。

それも1度掃除してから2回同じことがあったと記憶しています。

担当した介護士は、絶対に利用者に怒りませんでした。

もちろん部屋を出た後にため息は出していましたが、現役の介護士は神様や天使みたいだと心底尊敬してしまいました。

普通ならここで萎えて、ハイさよならって感じでしょうが、私の場合、実際に体験学習を経験して、すばらしい先輩のいるこの施設で働きたい、指導を受けてみたいと強く願い、そのまま採用が決まりました。

当時の先輩も今の私自身も思うことは同じです。

排泄介助なんて全然たいしたことではありません、慣れれば誰でもできます。

介護実習をしに行った先で採用される計画を立てた

初任者研修を受講した学校に資格取得後の就労サポートがありました。

特別養護老人ホーム、デイサービス、グループホームなどいろんな施設がある中「どこにしますか?」という希望を聞かれましたが、私は就職する前に排泄介助を直接見たかったので特別養護老人ホームへの実習を申し込みました。

私は介護士として働く前に排泄介助への強い不安があり、介護職では必須の排泄介助が実際に私自身に出来るのか?という疑問もありました。

排泄介助が見られる手段は、特別養護老人ホームしかありません。

講師や介護士を離職したり転職した友人からも特養が一番、仕事内容も肉体的精神的にもキツイと聞かされていましたので、どんな場所なのかどれほどのところなのか経験してみたかったのもあります。

特養への実習は感染症予防のため実費で自分自身の排便を検査に出さないといけない条件がありましたが、めんどくさいとも思わず迷いもありません。

実習の受け入れが可能な特養は3社提案してもらい、私は実習後に面接が可能な施設を希望しました。

次に自宅から車通勤で通える施設を希望し、ここから2社になり採用された場合に自給が高いほうを選択しました。

現金な話ですが、お給料メチャメチャ大切ですよ?

これが今、就労している施設に実習生として行くことになったきっかけでです。

実習生として1日体験しながら、多くの利用者に積極的に話しかけ、自分自身をアピール。

こんな流れで採用され、転職することなく今でも働いています。

介護実習で感じた不安や悩みを包み隠さずアピールした

体験実習を経験してから面接すると、採用率が高くなるって記事を読んでいた私は、就職する前に、初任者研修を受講中に体験実習を希望しました。

40歳という年齢もあり、少しでも採用率を上げておくべきだと考えたからです。

この歳になるともう失敗できませんよね?

実際に、就職する前に自分が働く施設についてどんな施設なのか?どんな年齢層の方が働いているのか?どのような状態の利用者がいるのか?法人理念などは知っておくべきですよ。

私は、面接時に、体験実習で感じたことを正直に面接官に話しました。

多くの人を面接している人に嘘を付いたり見栄をはったりしても、絶対に見抜かれると感じていたからです。

良いことも悪いことも不安に感じることも全て本音で話しましたが、正直に話したことが採用されるキッカケになったのではないかと今でも信じています。

2年近く介護士として現役で働いていますが、新卒の大学生や、中途採用の方々も採用される方はみなさん穏やかで優しい方ばかりです。

介護職はあくまでサービス業なので、優しく声かけのできる方しか向きません。

罵倒したり感情的になって利用者に怒ったりする方は論外ですよね。

なので、介護職を目指すなら、普段からできるだけ穏やかに感情を表に出さず話をされることを心がけてください。面接時にきっと役に立つはずです。

排泄介助への恐怖が拭えない主婦がアピールしたこと

管理人
最後に要点をまとめておきます。
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