どんなに情報収集しても、理想の転職を叶えるのは難しいですよね?
未経験で介護業界に転職する皆さんは特に、何の情報もないままこの業界にやってきます。
そこで起こるのは、失敗したくないあまり活動期間が長期化してにっちもさっちも行かなくなり、結局どこでもいいからと決まった施設に入職して失敗…介護転職あるあるです。
失敗する理由は数あれど、やはり何を重要視するか決めていない人が失敗する傾向にあるのは間違いありません。
目次
介護転職で失敗する理由は何を重要視するか決めていない
学生時代にみんなと一緒にした就職活動とは違い、転職活動は実に孤独。
誰にも頼らず自分の力で切り開いていかなければならないため、情報収集もしにくいのが実情ですよね?
もう少し正確に言うと、情報はハローワークを始め、転職サイトや転職エージェント、口コミサイトで簡単に手に入りますが、何を基準に判断したら良いのかが分からず困り果てるのです。
まずは、未経験者が失敗する理由をみていきましょう。
何を重要視するか軸を決めていない
転職は人生の中でも重要な選択肢のうちのひとつ。
結婚やマイホームの購入と同様
- 給与:年収・月収・賞与・臨時ボーナスの有無
- 条件:勤務時間・残業時間・勤務地・公休日数
- 経験:これまでの職歴・スキルが活かせるか?
- 職場の魅力:人間関係・企業風土
- 介護職の魅力:仕事で得られる満足感、やりがい
選択肢が多すぎて、もっとも重要視する条件が決まらないことには、いつまでたっても転職できません。
逆にです、全ての条件をすべて満たした理想の職場を求めてさまよう方もいらっしゃいますが、この世に完璧な職場などありません。
(たとえ誰とも関わらない自営業になったとしても、完璧な職場ではありません)
ジョブホッパーとなって転職を繰り返さないためには、多少想定外のことが起こってもやむなし程度に考えておくのが賢明ですね。
比較検討せず最初の1社で決めてしまう
理想の転職を叶えるためには、最低2つ内定を勝ちとって比較検討するのが良いとされています。
しかし、未経験で介護業界に入ってきた人の多くが「内定をもらえただけで幸せ」と最初に出た内定で入職を希望してしまうのが現実です。
そりゃそうですよね、もしこの内定を蹴ったら二度と内定がもらえない可能性もあるんですから。
ただ、最初の1社で決めてしまった場合、「ひょっとしてもっと良い求人があったのではないか?」という甘えが後々出てくることもしばしばです。
介護業界は未経験であっても手厚いサポートを受けられることで有名ですから、まずは転職のプロに相談してみるのも良いですね。
本当に自分に合った職場を逃がさないようにしてください。
他に求人がなかったから
介護業界で採用を担当して10年になりますが、「他に求人がなかったから」と介護業界にやってくる方が後を絶ちません。
介護職の中には、ご高齢者をサポートしたいのではなく、介護をただの仕事と割り切ってる人もたくさんいますが、それはそれで正解ですし、割り切れる彼ら彼女らは立派。
しかし、「どこからも内定をもらえなかったから、俺は私は仕方なく介護職になるんだ」って人は200%失敗します。
正直な話、ぶっちゃけ話を面接でアピールしてくる転職者はお断りですし、万が一、ネガティブ系のアピールをして採用されてしまうなら、そこは人を食い物にするブラック企業である可能性大ですよ?
かつての私も何の志もなくこの業界に入った人間ですが、今ではここが生きる場所だと天職と思っています。
介護転職で失敗パターンは情報収集不足と現実理想のズレ
夢と理想を掲げて介護業界にやって来たのはいいが、すぐに辞めてしまっては失敗と言わざるを得ませんよね?
理想が高すぎるだけに、ちょっと想定外のことが起きると辞めてしまう…これも介護業界あるあるです。
せっかく未経験で介護職になったのですから、可能な限り事前に情報収集しておくのが得策です。
年収・待遇に関する失敗
介護業界のみならず、内定時のトラブルは後を絶ちません。
ごく普通の企業であれば、内定時に「内定通知書」、雇い入れ時に「労働条件通知書」を作成して転職者に渡すのが法令で定められていますが、条件は口約束という悪徳な業者がいるのもまた事実。
結局、給与だけでなく、聞いていた条件と全く違っていたトラブルに巻き込まれていきます。
他にも
- 人手が足らず激務すぎた
- 研修制度が全くない
- 先輩に教えてもらえない
トラブルも多い。
介護業界で、介護技術を教えてもらえないことは死活問題に繋がります、事前に情報収集する大切さがよく分かるのではないでしょうか?
人間関係に関する失敗
転職に関する情報は割と簡単に、転職サイトや口コミサイトで手に入れられますが、どうしても手に入らないものもありますよね?
それが職場の人間関係です。
人間関係がらみのトラブルは、介護業界だけでなくどこの職場に行ってもつきまといますし、人が辞める最大の原因のひとつがコレ。
加えて介護現場では、職員との人間関係だけでなく、ご利用者様との人間関係もつきまとうので、対人ストレスに弱い人は少々キツいかもしれません。
理想と現実のズレ
転職活動でどれだけ情報収集しても、理想と現実のズレを埋めることは不可能です。
やはり、実際入社して初めて理解できることも珍しくありませんよね?
ギャップを減らすのに躍起になるのではなく、何かひとつやふたつ期待外れのことがあると考えておくだけで心持が違ってきます。
私も人と密接に関わる総務職でありながら、好きな職員やご入居者様、性格が合わない職員、苦手なご入居者様がいますが、それは社会に出て生きていくうえでは仕方がないことと割り切っています。
ご利用者様との人間関係はどうすることもできませんが、険悪な人間関係がある職場を避けたいのであれば、人間関係が良い施設を紹介してくれる転職エージェントを利用するのも手ですね。
転職で失敗しないポイントは軸を決め情報収集を怠らない
介護に限らず転職で失敗しないためには、まず自分の軸をしっかり決め、事前の情報収集を怠らず、場合によっては転職のプロに相談に乗ってもらうことに限ります。
自分の軸を決める
まずは
- 自分は何故介護の世界を目指したのか?
- 仕事をしていくうえで何を大切にする人間なのか?
- どんな環境があれば、気持ちよく働けるのか?
を考慮し、優先順位を決めて行きましょう!
職場を選ぶ際重要になるのは、給与・条件・必要な経験・職場の魅力・介護職の魅力の5つですから、この中で優先順位を決めておくだけでも意思決定がしやすくなります。
でも決して完璧を求めてはいけませんよ?
100点満点中、重要な項目は配点を高く、そうでない項目は低く設定するのがポイントです。
しっかり情報収集
なんとなく自分で軸を決めることができれば、あとは行動するだけですから簡単ですよね?
軸が決まったら、求人情報をかき集めて比較検討していきましょう。
未経験の場合、自分の求める職場がどこなのか?見当も付きませんが、まずは先入観を捨てて情報収集してください。
雇用形態や介護施設を比較検討することは非常に重要ですが、ただやみくもに行動すると非効率的で時間もかかるので、手っ取り早く転職のプロに相談してみるのも良いですね。
転職エージェントを活用する
他業界から未経験で介護業界に来た人の多くが、転職エージェントのサポートを見事なまでに避ける傾向にあります。
理由は簡単です。
他業界では、未経験者が登録できて相手にしてもらえる転職エージェントなどないことは誰でも知っています。
それが社会の常識だからです。
しかし、こと介護業界に限っては事情が少し違いますよ?
未曽有の人材不足の介護業界では、未経験・無資格であっても転職エージェントの手厚いサポートを受けることができます。
転職活動において思い込みは致命的な失敗を引き起こす可能性があります。
まずは、未経験・無資格でも登録できる転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか?
未経験者が介護転職で失敗する理由とその対策まとめ
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