前向きな転職ってよい結果が出がちですが、後ろ向きな理由での転職は上手くいきませんよね?
私もかつてジョブホッパーだったから、みんなの本音は人間関係や待遇への不満って痛いほど理解できる。
連日連夜ノルマに苦しんでいたひでじろうさんが介護のお仕事を選んだのも、1日でも早く地獄から逃げ出したかったから。
普通は上手くいきそうにないけど…介護職の魅力に取りつかれてしまったようですね。
目次
営業から介護職に転職したキッカケはあり得ないノルマ
こんにちは! 私は家電販売店で営業職をしていた39歳のひでじろうと申します。
私は20年前に家電量販店を辞め、介護老人保健施設の介護職員として働き始め、 現在はデイサービスの管理者兼介護職として働いています。
皆さんは介護の仕事にどのようなイメージをお持ちですか?
介護職につく前の私にとっても、キツくて給料も安く良いイメージが全くない仕事でしたね。
でも実際就いてみて、介護職は頑張り次第で将来性があり、やりがいのある仕事と確信しているので皆さんにオススメします。
私の家は祖父が電気屋を営んでおり、私は子供のころから電化製品に触れる機会が多く、高校を卒業後は自然に電気関係の職、家電量販店に就職。
就職後、電化製品に触れることは楽しく、修理や点検などやりがいを感じながら仕事をしていましたが、営業職として就職したためノルマがありました。
私にとってノルマが厳しく、初めのうちは、友達や親戚に買ってもらい何とか達成していましたが、それにも限界があり、だんだんとクリアすることができなくなりました。
就職後約1年がたったころ、自宅の近くに介護施設がオープンすると聞きました。
初めのうちは気にも留めていない私でしたが、中学時代からの友人がその介護施設に就職が決まったと聞き、介護の仕事に少し意識をし始めました。
友人には普段から今の仕事がうまくいっていないと相談していたのですが、現職を辞めて一緒に介護の仕事をしてみないかと誘われビックリです。
友人は、高校の時から福祉関係の仕事に興味があり、学校の職場体験でも介護施設を選んでしまう人。
一方の私は、介護の仕事は大変なイメージがあり自分が介護をするなんて考えておらず、友達に誘われても「いや、無理でしょ~」ぐらいな感じでしたね。
介護に転職するにあたり自分にもできるのか心配した
それから数か月たち、私は何とか家電量販店での仕事を続けましたが、ノルマを達成できずいつも上司から叱責されるばかりで、そのころには量販店の仕事を辞めることしか考えていません。
一方、介護施設に就職した友人は、夜勤もあって大変そうではありましたが、仕事の様子など生き生きとした表情で話し、しかも結構若い同僚も多いみたいで、なんか楽しそうに仕事をしています。
私は「なんか向こうの方が楽しそうだなぁ。俺はしんどいことばかりなのに」と考え始めていました。
そんな時友人から「人が足りていないから、本気で一緒に働くこと考えてみないか?結構楽しいぞ!」と再び声をかけられたのです。
そのときの私は前職を辞めたい気持ちから、逃げ出すなら介護職でもいいかな?って気持ちにもなってましたが、「自分にオムツ交換ができるか?」「給料は安いって聞くし」「歳をとるまで介護の仕事を続けられるか?」など不安感の方が大きかったです。
すると友人から、「オムツ交換なんて慣れだよ!俺もはじめは大変だったけど1か月もしたら慣れたよ!」「給料はあまり良くはないけど、今のお前よりはいいと思うよ~」「介護は続けて勉強すると色々な資格も取れるし、資格をとると管理職などにもなれて、将来性もあるよ」と結構良さそうな感じに話します。
単純で気の弱い私は、結局、半ば友人に押し切られる形で介護職への転職を決めてしまいました。
営業から介護職に転職するのに友人のコネを利用した
転職にあたっては、私は結構楽にできた方ではないでしょうか?
友人からの紹介で、友人が働く介護施設「介護老人保健施設」に就職試験に向かいます。
就職試験は面接と作文です。
就職試験に伺う前に友人から面接や作文の内容をある程度聞いていましたが、その中で少し困ったのが、「介護職を選んだ理由」「介護老人保健施設で働きたいと思った理由」。
私はそれまで介護の仕事をしたいと思ったことは一度もありませんし、介護老人保健施設自体が何のことかさっぱり分からない状態の人です。
そこで、私が就職試験に合格する手段として、試験前に行ったのが介護の仕事とはどのようなものなのか、介護老人保健施設とはどのような施設なのかを調べることです。
早速本屋へ行き、介護職についての本や介護老人保健施設についての本を数冊購入。
そこで初めて知ったのですが、介護の仕事言っても、施設の介護職員やデイサービスの介護スタッフ、資格をとれば、施設の相談員や管理者など、仕事の種類がとてもたくさんあることが判明。
また、介護老人保健施設についても、ただ介護する施設ではなくて、リハビリや家庭復帰のための施設であることを知りました。
就職試験に向けていろいろ調べたことによって、私は介護の仕事は頑張ればキャリアアップしていける仕事であること、介護老人保健施設がリハビリ施設であり、入所されている方が前向きに生活されているということを知って、この施設に就職したい気持ちが高まりました。
営業から介護への転職で役に立てる人材であるアピール
就職試験において、本当に介護の仕事が好きってアピールをすべきですが、私はもともと介護の仕事が好きで介護職を選んだわけではありません。
介護の仕事に対する情熱をアピールする自信がありませんが、私がアピールしたのは2つ。
- 介護の仕事を続けながら勉強することでステップアップし役に立てる人材になる
- 2.リハビリ施設である介護老人保健施設で利用者の在宅復帰に貢献したい
1.については、本で勉強したり友人から聞いたりしたことで、介護の仕事を続けていけば、資格取得や管理職へのステップアップなども目指せることを知っていました。
そこで、勉強を続け資格を取得し、施設のため、利用者様のために役に立てる人材になることをアピールしました。
2.については本を読んで、介護老人保健施設のリハビリ施設という役割があり、ただ高齢者を預かる施設ではなく、よりよい生活や在宅復帰のためリハビリができる施設だということに感銘を受けました。
そこで介護老人保健施設の在宅復帰という前向きなイメージを感じ、入所者の在宅復帰のために尽くしたい気持ちをそのまま伝えたのです。
にわかではありますが、事前に知識を得ようと努力した結果、無事その施設に就職することができました。
就職後、その介護老人保健施設では、入所の介護職員とデイケアの介護職員を経験後、介護福祉士とケアマネジャーの資格を取得。
そして同法人内で、ケアマネジャーと相談員の仕事を経験後、知り合いからデイサービス新規立ち上げにあたり管理者として来てくれないかと相談され、4年前からそちらのデイサービスの管理者兼介護職員として働いています。
現在は、自分のしたい仕事ができる立場になり、給与も上がり介護の仕事は一生続けていくつもり。
きっかけは友人からの誘いでしたが、今は介護職に転職して良かったと思っています。
もし介護職への転職に迷っている方がいらっしゃったら、私個人としては、思い切って転職してみることをオススメします!
辛いノルマから逃げたく介護職に転向した男性の話まとめ
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