若い時は、就いてみたい職業が多くて迷ってしまいますよね?
私も20代の頃「自分はこのままでいいのか?」と迷いに迷って3回も転職してしまった人だから、あなた達の気持ちは痛いほど分かりますよ。
でも、あんまり夢や希望ばかり追い求めていると…。
目次
充実した毎日を送っていたが責任能力のない施設長に危惧
現在はライブラリースタッフとして接客や運営に携わっている37歳女、資格はありませんが、いちおう司書として働く者です。
私の前職は小規模デイサービスの介護士兼生活相談員。
施設はHライフケアという名を借りたフランチャイズで、 オーナーは介護職未経験のおじさんでした。
小規模デイサービスでの経験は2年で、次は定員の多いデイサービスへの転職を目指しましたが、それが叶わず全然違う職種へ転職した次第です。
介護の仕事自体は続けたい思いがあった私ですが、デイサービス以外の介護職は夜勤があり、現在の生活スタイルでは難しいと感じていました。
それでもう一度デイサービスで働こうと考えましたが、どの施設も車の運転が必須だったのが痛かったです。
私は致命的に運転センスが無いため、利用者さんを乗せたまま事故るイメージが想像出来す、結局デイサービスは諦め、次に興味のあった司書の道を選びました。
さて、その前に、なぜ小規模デイサービスからデイサービスへ転職しようと考えたのか話していませんでしたね。
そのきっかけをお話しします。
私が採用された翌年には、私の上司にあたる人が、次々とオーナーと折り合いがつかずに退職。
そして、系列施設から野村さんという施設管理者がやって来たのですが、この野村さんはとにかくオーナーのイエスマン。
利用者目線というよりも、経営を軌道に乗せるために無理してでも定員を増やす行為が目につき、「ちょっとしんどいな」と感じる日々が続きました。
まぁ、それだけなら何とか我慢できたかもしれませんが、ある朝、決定打となる出来事が起こりました。
80代後半のTさんを徒歩でお迎えに行ったNさん、車椅子でお連れしたまでは良かったのですが、私たちフロアスタッフが受け入れた時には意識が昏睡状態で、誰が見ても救急車を呼ばねばならないレベル。
しかしNさんは「次のお迎えがあるからよろしく!」と言って出て行ってしまいました。
開いた口が塞がらないってこのことを言うんでしょうね?
結局、私が救急車を呼び対応することになりしたが、そのままTさんは帰らぬ人になりました。
「家に置いておくよりはお連れした方が良いと判断した」とNさんは言いましたが、私はどうしても「このままだとまた人命を危険に晒してしまう」と危惧し施設を移る判断をしたのでした。
介護の経験や資格が司書に活かせるのか少し不安だった
20代の私は気が多くて、いろんな職業に就いてみたくグラフィックデザインや編集者を転々としていたので、ある意味、転職経験が豊富。
あんまり自慢になりませんがね!
再び、介護の世界に憧れて30歳で一念発起し、初任者研修を取得し勢いで介護福祉士の資格を取得、結局2年間、小規模デイサービスで経験を積ん形。
経験上、転職することに抵抗が少ない方なのですが、何しろ司書はまったくの畑違い。
本が好きで、昔から図書館で働くことに憧れはありましたが、それだけで通用する世界では無さそうです。
私が主に不安に思ったことは3点。
まず、司書が何をする人なのか分かりません、そもそも想像が湧かないじゃないですか?
分かることといえば、カウンターに座って本の貸し出しをしたり、返却を受け付けたり、それぐらいでした。
絶対それだけではないはずですよね?
そして、2点目に、これまでの私の経験が活かせるのだろうか?転職者は即戦力を求められるはずですが、私は司書資格がありません。
活かせそうな経験といえば接客術ですが、資格を持っている人に比べれば基礎知識は劣ります。
実はデイサービスは夫の扶養内で働いていたので、出て週3日、完全に仕事量をセーブしていました。
それぐらい体力がなかった私ですから、物理的にフルタイムで働いて体力が持つのか不安がありました。
他にも細かなことで言えば、職場にいじめる人はいないだろうか?とか、図書館のシステム操作についていけるのだろうか?とか、畑違いから転職して話を聞いてもらえるだろうか?など、不安なことは沢山。
でも、これまで通り「当たって砕けろ」って気持ちで体当たりです。
結果的には接客の経験と、努力でカバーできたので不安な要素は少しずつ軽減していきました!
介護職の求人は豊富にあったが条件面で折り合いが付かず
転職活動は、デイサービスで働きながら同時進行。
仕事が終わってからの活動は超キツかったですが、「私バリバリ働いて転職活動もやってるぅ」って気持ちよかったですね。
転職活動の手段としてメインで利用したのは、介護専門の転職サイトで3種類ほど登録し求人情報を閲覧。
介護職は人手不足ないのか、通える地域と職種に絞って検索すると、かなりの数がヒットして選び放題です。
住んでいる地域に沢山の介護施設があることを知ることができましたが、しばらく検索してもピンとくる求人が見つかりません。
それなら、と、いつも目の前を通るデイサービスに面接に行ったりもしました。
経験者ならお分かりでしょうが、介護職は経験と資格があればすぐに採用してもらえる確率が高いお仕事です。
実際にすぐ採用というお話もいくつかありましたが、どうしても車の運転に自信が持てず、視野を広げる意味で他業界の求人も見てみることにしたのが悪かった。
今度は介護職にこだわらないポピュラーな転職サイト、Indeedを利用し、検索し始めてすぐにヒットしたのがライブラリースタッフというわけです。
これはご縁というか、奇跡というか、そう思わずにはいられませんでした。
見てすぐ直感的に応募してみようと行動に移してしまいました。
私の悪いところですね…。
経験がなくても持ち前の明るさと前向きさを猛アピール
私が履歴書と面接でアピールしたのは、たったひとつ。
どんな職種、内容でも関わる方を笑顔にしたい思いが根底にあること。
無駄に転職回数が多い私ですが、これをアピールして何度も内定をもらえてきたので、正直自信はありました。
「人に興味を持って関わって笑顔にしたい」気持ちのある人は、どんな職場に行っても輝けると思いませんか?
逆の立場で考えてみてください。
自分の働いている職場に、仏頂面で自分のことしか考えていない社員が入ってきたら、どんなに仕事ができてもやりずらくて仕方ないじゃないですか?
仕事は内容も大事ですが、どんな人とどんな成果を残していくかの方が大事ではないでしょうか?
意思疎通ができて、一緒に働きたいと思える相手が仲間だったら、日々の仕事もどんどん楽しくなるはずです。
ですから私は、関わる人を笑顔にしたいと積極的にアピール。
実際にこれまでの職場で良好な人間関係を築き、辞めた後も友人関係が続いています。
もちろん過去の仕事も認めていただいてますよ?
今回の転職が成功したのも、このアピールポイント故と自負しています。
最後になりましたが、これから他業界に挑戦する方は、ブレずに自分の信念を相手にぶつけてみましょう。
ご縁のある相手には必ず届くはずです。
くれぐれも自己中心的な意見に偏らないようにしましょうね!応援しています!
気が多い彼女が介護の次に選んだのは司書の仕事まとめ
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気が多くて色んな職業に挑戦するのは決して悪いことではありませんが、歳を取ってから転職しにくくなるので気を付けてくださいね。
若い頃に増やした転職回数は、後々あなたの足かせになりますからね。