介護業界って、色んな人が転職してくるから面白いんですよね?
私もリーマンショックでリストラされなければ、永遠に絡むつもりもなかった業界だし、自分には関係がないと見ないようにしていたのかもしれません。
同僚に「みんなどうして介護業界にやってきたのか?」聞いたことがあるんですが、理由や背景は人それぞれ。
大概の人間が介護の世界にハマって抜け出せなくなるのに対し、職場が険悪だったため転職を余儀なくされる人もいるようですね。
目次
利用者の人格を尊重しスケジュールをこなすのに疲れた
こんにちわ!
現在、工場にて金属加工の仕事に従事している40代男です。
今は製造業で働いておりますが、以前は福祉業界で働いておりました。
介護業界に転職した理由は、あまり言いたくないのですが以前働いていた警備業界でリストラにあったったから。
はぁ?需要のある警備業界でリストラされるっておかしいんじゃないの?って友人に言われるんですが、経営状態が悪い警備会社なんていくらでもあります。
特別養護老人ホームという分類になる施設で、一般の介護職員として主に入居者のお世話。
1年ほど勤めましたが、すぐに「この業界に入ったのは失敗だった」と考えるようになり、他業界への転職を意識。
理由は想像していた以上の大変さと、自分がやっていけるかについて熟慮が足りなかったことです。
私が求職活動をした際、複数の介護・看護助手の仕事に応募しましたがなかなか内定が決まりませんでした。
人手不足の業界と耳にすることは多いですが、やはりそれなりに待遇の良い職場だと人を選ぶようです。
まぁ、逆の立場なら、何の経験も志もない40代の私を雇おうと思いませんけどね。
その後、なんとか特別養護老人ホームでの内定が決まりました。
解説しますと、ここは要介護・在宅での生活が困難・最期の看取りがある、といった特徴のある施設。
欠かすことのできない施設ではありますが、仕事が大変なことは容易に想像できましたが、未経験の自分はそこまで考えが及ぶことがなく働くことになりました。
元々体力には自信があるほうでしたが、実際の職場はそんなことはなんの強みにもならないほど大変。
私がいたところは、利用者60人程度に対して職員は4~5人程度。
抱えている症状も違えば、自律の程度も人によって異なるので手のかかる人が何人もいる。
利用者さんの人格を尊重し、同時に仕事もスケジュールに間に合うようこなしつつ、様子に異常がないか常に注意を払う…体力的なだけでなく、精神的にも疲労が溜まります。
加えて女性が多い職場だったのです気の強い人が多く、職員同士で派閥をつくり、本来の仕事と関係ないことに気を使うことが多くありました。
当初からこういうことが続き、「これはダメかも」といった考えが頭に浮かんでいました。
年齢的に転職は厳しいと考え人手不足の業界を狙った
私が他の業界への転職を意識するにあたって気にかけたことは以下の通りです。
・年齢的に受け入れられるか
・経験をアピールすることが難しい
・短期離職になったことをどう説明するか
年齢的な問題は真っ先に頭に浮かびました。
ハローワークでざっと調べただけでも、年齢制限で弾かれる案件が多く頭を悩ませましたね。
しかし、悩んだところで年齢を変えることはできません。
これについては、比較的に人手が足りていない業界に的に絞ることで乗り越えることとしました。
次にこれまでの経験のアピールが難しくて悩みましたね。
私は介護職の前は警備業界に身を置いていました。
この状況だと、再び警備業界に戻ることが妥当な考えでしたが、私の場合はそれが難しいため、これ以外の選択肢を考えなければなりません。
そうすると、今まで働いてきた経験をアピールすることが難しくなりますよね?
悩みましたが、最悪の場合はいきなり正社員としてではなく契約や派遣社員についても視野にいれ、幅広い業界を検討。
そして最も悩んだことが、理由はどうあれ短期離職になった事実をどう説明するか。
一般的に、短期離職は相手先企業の印象が悪くなる傾向にあります。
自分でも考え、ハローワークの職員さんとも相談しましたが、嘘をつかずに正直に自分に合わなかった旨を伝えることにしました。
40代未経験では転職サイトが使えず派遣の道を選んだ
他業界への転職に際して利用した手段は以下の通りです。
- 転職サイト
- ハローワーク
- 派遣紹介サイト
まず最初に転職サイトとハローワークを併用して転職活動を再開。
人によっては転職サイトは複数かけもちする場合もあるようですが、自分が地方在住であること、自分の経歴を客観視するとハローワークに出ている求人のほうがレベル的に狙いやすいと考え、1つだけに絞り登録。
2つの媒体を同時に使うことになりましたが、どちらかといえばハローワークが中心でしたね。
転職サイトは、私の住む地域は案件が少なく、あったとしても求められる人物レベルがかけ離れていて応募条件すら満たしていません。
しかし、だからといってハローワークが上手くいったわけでもありません。
頼みの綱のハローワークの求職活動も。苦戦を強いられました。
面接には呼んでいただけるのですが、介護業界とその前の警備業界の脈絡の無さ、短期離職、年齢のこと、ネガティブな要素が多い自分を敢えて採用しようとする会社は一社もありません。
次第に空白期間が長くなることに恐怖を感じ、ハローワークに加えて契約・派遣・アルバイトも考えるようになりました。
結局、非正規の求人を中心に紹介するサイトに登録し、幾つかの求人に応募しました。
その結果、2つの派遣会社と連絡を取り合い、最終的に製造業で派遣社員として再出発することになりました。
その後別の派遣会社に移り、そこで思いがけずに正社員登用していただくこととなり、現在に至ります。
40代未経験で挑んだ製造業界で誠実さをアピール
私がアピールについて意識したことは以下の内容です。
意欲
具体的には、関連する資格取得について意欲をアピール。
最初の製造の現場では派遣で入職し、ここでは単純作業を行うため特別な資格は不要でした。
しかし私はこの間に、危険物乙4類などの勉強を取得。次の現場に移った時にのことをアピールし、引き続き関連する資格取得の意欲があることを伝えました。
健康面
体力的にまったく問題がないことをアピール
どこの業界でも共通していますが、健康であることは欠かすことができない要素の一つですよね?
特に製造業は体力勝負である場合が非常に多いです。
私はこれまでの現場で体力が必要な仕事に就いていたこと、普段から趣味で体力づくりをしていることをアピールしました。
謙虚さ
年齢は高いが初心を忘れずに頑張る姿勢
年齢の高い人間は最も注意すべき謙虚さ。
時々ではありますが、年齢が高いことに胡坐をかいて高慢になっている人がいらっしゃいます。
会社としては警戒する人物像なので、そのように受け取られないよう注意しましょう!
謙虚さについてですが、私は短期離職についても正直に伝えることで納得していただけました。
これは派遣という雇用形態であったため、大目に見ていただいたのではないでしょうか?
(その後の信頼は自分の働きぶりで証明するつもりでした)
ベストの状態でなくても、自分を客観視して強み・弱みを炙りだし、謙虚にアピールすれば道は開けます。
介護業界来た40代が馴染めず再就職した敗因まとめ
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